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【報告】災害ボランティア活動資機材ネットワーク助成事業の取組について
令和6年度において、当協議会では、赤い羽根「災害時のボランティア活動資機材ネットワーク」の助成を受け、市町社会福祉協議会と連携し、災害時資機材の整備とその活用に向けたネットワーク構築に取り組みました。
この助成金は、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」へのご寄付を財源として、災害時のボランティア活動に係る資機材等の整備やそれを活用するためのネットワーク構築を推進し、広域における効果的かつ持続可能な支援活動を面的に広げ、また、今後発生が予測されている南海トラフ地震等の大規模災害時にも連携によって継続的なボランティア活動を推進し、被災者支援を行おうとするものです。
今回は、県内の3圏域(小豆、大川、中讃)の社会福祉協議会(以下、「社協」)が広域的なボランティアセンターの設置・運営を想定し、各圏域で必要とする資機材を中心に整備しました。小豆圏域では、発災時には、島外からの支援を受けにくいため、島内で災害ボランティア活動を迅速に進められるようスコップ等の初動に必要な資機材を、大川圏域には、机やスポットクーラーなどボランティアセンターの環境整備に必要な備品を、中讃圏域では小規模な社協を周辺の社協が広域的に支援する体制の検討を行いつつ、被害想定も考慮し、海側・山側に分散して資機材を整備しました。
これらの資機材は、当協議会で定期的に管理をし、日ごろは研修や訓練でも活用し、発災時には、各市町、圏域、県域だけではなく、必要に応じて県外へも貸し出すことにしています。
この取組により、社会福祉協議会や行政と、あらためて南海トラフ等の大規模地震の備えや広域支援について考えるきっかけになりました。引き続き、関係者のネットワークの構築・強化に取り組み、災害支援について協議をしていくこととしています。
助成いただいた中央共同募金会様、またご寄付いただきました皆様にお礼申しあげます。ありがとうございました。

資機材の一部

倉庫内の様子